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今を大事に…

別れは突然来るもの
それは病気でそう長くはないとわかっていても。
チワワのCちゃんは心臓が悪く、脾臓にもできものがあり、そして胆嚢にも…

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昨年の秋、トリミングサロンに行ったところ呼吸が荒いので病院で診てもらったほうがいいですよ、と言われ当院を来院されました。
レントゲンを撮ると肺が白くなっていました。検査したところ、心臓が悪くなって肺に水が溜まったことがわかりました。
早速、心臓のお薬と肺の水を抜くお薬を処方したところ、呼吸は楽になりました。しかし、その後更に検査をしてみると脾臓に腫瘤、胆嚢も大きくなっていました。

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若いご夫婦はCちゃんに出来るだけのことをしてあげたいと高度医療センターも受診されました。
しかし、心臓の方が悪かったため手術に踏み切ることが出来ずもどかしさに悩まれていました。

そんな中、春休みにご実家の名古屋に長期で帰省されることとなりました。
出発の前日、Cちゃんの健診のためご家族が来院されました。
Cちゃんの心臓の方はかなり限界に近い状態でしたが、外見は普段と変わらず愛想を振りまいて元気そうに見えました。

翌日、
片道5時間の車の移動、無事に名古屋についてくれることを祈っていた矢先、Cちゃんのお父さんから「家に着いたのですが、Cちゃんの様子がおかしい」との連絡が入りました。Cちゃんの様子が全く見えないもどかしさがありましたが、それでも少しでも可能性があれば、と近くの病院へ行くこと勧めました。

それから半月、どうなったか気にしておりましたところ、Cちゃんのご家族がわざわざあいさつに来院してくださいました。
電話の後病院に連れて行ったものの既に亡くなっていたとのこと。
電話でのアドバイスが良かったかどうか、病院に行かずにそのまま自宅で見守ってもよかったのではないか、と反省するところです。
また、ご家族も
本当に一緒に連れて行って良かったのか…
車の移動でCちゃんにかなり無理をさせてしまったのではないか…
病院に預けて帰省した方がよかったのではないか…
と少し後悔されているようでした、が、Cちゃんの心臓の状態を考えると病院に預けて行っても、ご家族の帰省中に急変することは十分に考えられるような状態だったので、最期にご家族と一緒に過ごされ、お別れが出来たことはとても悲しい思い出にはなりましたが、よかったことと思えます。

-2016-年-3-月-13-日_convert_20160415173318

いつ訪れるかわからない「お別れ」
その出来事を受け止められるよう「今」を大事に過ごしていきたいものです
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