- 2018-08-24 :
- 生活
人助け?!
こんな心優しい日本人がいるんだな、とスーパーボランティアの方の話が盛り上がる中
昨日ラジオで「路上詐欺」にあったという方のお話を小耳にはさみました

路上で見知らぬ人からお金を貸してほしいといわれ
名前と住所を聞いた上でお金を貸した女性
架空の人物だとわかり、警察に被害届を出していたところ
その人物が捕まったと警察から連絡がはいりました
女性が警察にどうして捕まったんですか、と尋ねたところ
同じ手口で高校生が声を掛けられ
すかさずスマホで名前検索し
【路上詐欺】との書き込みをみつけ
警察に通報、御用…となったそうです

当院でもある出来事がありました…
7月末、夜8時半をまわったころでしょうか
全て雑用が終わり、鍵を閉めて帰ろうとした時
「トントン」と扉をたたく音
どうしたものかと開けてみると
汗を拭きふき中年のおじさんが
黒いビジネスバッグを持って立っています
お尋ねすると、妻が犬をホテルに預けに来たと思うのだけれど
連絡先(携帯)を教えていほしいとのこと

最近西国分寺のライフタワーに
終の住みかとして引っ越してきた。
奥様は釧路にいる母親を引き取りに行っている。
自分は東北やら広島、小田原の護岸工事をやっていて
こちらへ戻る途中
新幹線のぞみで携帯、財布等の入った上着を置き忘れ
届け出たが出てこない。
家に入るにも鍵がなく
管理人は玄関のマスターキーは持っていても
家の合いかぎは管理しておらず
鍵屋さんに来てもらって開けてもらおうとしたが
無理だとわかり、泊まることも儘ならない。
大学生の息子が大阪にいるのだが
広島にボランティアに行っていて留守だと思う
息子の大家さんに連絡が取れるかもしれない…と
電話の番号案内問い合わせたが連絡先は見つからない。
息子がそろそろ広島から帰ってくるはずだから
大阪に行けば何とかなると思うが、お金がない。

犬を預けに来られたという日曜日、当院は臨時休診預かってはいない…
もちろん奥様の携帯番号などわからない
話す途中、時々「こんなに汗かいちゃって…」と背中を見せるのが返って茶番に感じたのですが
そんなに悪い人ではなさそうで、お困りの様子なので
なにがしかのお金をお貸しして国分寺駅にお送りしました
駅で車から降りて「ありがとうございます。すぐにお返しに参ります」
と深々とお辞儀をしてくださったのですが
その方がしばらく歩いていた背中のオーラ
何か変わったのです…、何か変
姿勢も歩く速度も何もかも変わっていないけれど…
色が変わったというか、景色が変わったというか…
南口だから自分が車から急いで降りて引き留めて
「この方お困りのようです」と目の前の交番にお連れすればよかったのか…
かれこれ一ヶ月近くなりますが、何の連絡もありません
今回一番悲しかったのは
自分の愚かさはもちろんですが
患者さんのご家族が汗水流して働いて
治療費として払ってくださった尊いお金を
嘘と欲にまみれた汚いお金にしてしまったかもしれないこと
「遅くなってごめんなさい」と尋ねてきてくれるといいのですが…
昨日ラジオで「路上詐欺」にあったという方のお話を小耳にはさみました

路上で見知らぬ人からお金を貸してほしいといわれ
名前と住所を聞いた上でお金を貸した女性
架空の人物だとわかり、警察に被害届を出していたところ
その人物が捕まったと警察から連絡がはいりました
女性が警察にどうして捕まったんですか、と尋ねたところ
同じ手口で高校生が声を掛けられ
すかさずスマホで名前検索し
【路上詐欺】との書き込みをみつけ
警察に通報、御用…となったそうです

当院でもある出来事がありました…
7月末、夜8時半をまわったころでしょうか
全て雑用が終わり、鍵を閉めて帰ろうとした時
「トントン」と扉をたたく音
どうしたものかと開けてみると
汗を拭きふき中年のおじさんが
黒いビジネスバッグを持って立っています
お尋ねすると、妻が犬をホテルに預けに来たと思うのだけれど
連絡先(携帯)を教えていほしいとのこと

最近西国分寺のライフタワーに
終の住みかとして引っ越してきた。
奥様は釧路にいる母親を引き取りに行っている。
自分は東北やら広島、小田原の護岸工事をやっていて
こちらへ戻る途中
新幹線のぞみで携帯、財布等の入った上着を置き忘れ
届け出たが出てこない。
家に入るにも鍵がなく
管理人は玄関のマスターキーは持っていても
家の合いかぎは管理しておらず
鍵屋さんに来てもらって開けてもらおうとしたが
無理だとわかり、泊まることも儘ならない。
大学生の息子が大阪にいるのだが
広島にボランティアに行っていて留守だと思う
息子の大家さんに連絡が取れるかもしれない…と
電話の番号案内問い合わせたが連絡先は見つからない。
息子がそろそろ広島から帰ってくるはずだから
大阪に行けば何とかなると思うが、お金がない。

犬を預けに来られたという日曜日、当院は臨時休診預かってはいない…
もちろん奥様の携帯番号などわからない
話す途中、時々「こんなに汗かいちゃって…」と背中を見せるのが返って茶番に感じたのですが
そんなに悪い人ではなさそうで、お困りの様子なので
なにがしかのお金をお貸しして国分寺駅にお送りしました
駅で車から降りて「ありがとうございます。すぐにお返しに参ります」
と深々とお辞儀をしてくださったのですが
その方がしばらく歩いていた背中のオーラ
何か変わったのです…、何か変
姿勢も歩く速度も何もかも変わっていないけれど…
色が変わったというか、景色が変わったというか…
南口だから自分が車から急いで降りて引き留めて
「この方お困りのようです」と目の前の交番にお連れすればよかったのか…
かれこれ一ヶ月近くなりますが、何の連絡もありません
今回一番悲しかったのは
自分の愚かさはもちろんですが
患者さんのご家族が汗水流して働いて
治療費として払ってくださった尊いお金を
嘘と欲にまみれた汚いお金にしてしまったかもしれないこと
「遅くなってごめんなさい」と尋ねてきてくれるといいのですが…
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