- 2013-07-30 :
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しつけ方教室パピークラス続編

先日しつけ方教室パピークラスの続編を行いました。
夏休みと重なったためか前回参加していただいた方で都合の悪い方が多く、今回はM君1組の参加となりました。熱心なご家族でしたので、1組でもぜひ行ってくださいと橋本トレーナーさんにお願いして実現いたしました。
今回は「待て」「伏せ」がメインとなり最初は一人参加で物怖じしていたM君でしたが、今までできなかった「伏せ」もできるようになり、ご家族共々橋本トレーナーさんそして私たちもうれしくなりました。
「ワンちゃんがマナーを覚えてくれることによって連れて行ける範囲が広がり、ご家族も安心して行動する範囲が広がっていく…。
そうすればもっともっとワンちゃんと一緒にいる時間が長くなり、より多くの楽しい時間が過ごせる。
そのためにもしつけは必要ではないでしょうか」と橋本トレーナーさん。
確かにマナーの悪いワンちゃんを連れて遠出するのは気がひけてしまいますよね。
今後M君がどこまで頑張ってしつけを覚えてくれるか、次回3回目のパピークラス開催のお約束できたので、またご報告できると思います。
当病院も徐々にですが皆様にご利用していただける機会が増えております。
熱心なご家族には最後までおつきあいさせていただきたき、応援団としてお手伝いさせていただきたい思っております。
がんばれ、Mくん!!
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先日ここ 2ヶ月程毎日通い続けて頂いていたFちゃんが亡くなりました。
初めて来院して頂いた時は痩せた状態で、目や耳が化膿し歩けない状態でした。
しかし、日を追う毎に食欲も出てきて、これならもう一度歩けるようになるかもしれない…と思える程回復してくれました。毎日通われているご家族の手厚い看護にも頭が下がる思いでした。
何度か状態が悪くなることはありましたが、その度、強い生命力とご家族の手厚い看護と愛情で乗り越えてくれました。
しかし、徐々に食欲も無くなり、流動食を食べさせてあげる日々となりました。
そうした中、18歳の誕生日を無事に迎えることができ、みんなで喜んだ翌日、いつものように来院して頂くと少し呼吸が悪くなっていました。処置をしていくうちに呼吸は更に悪くなり、緊急処置をするほどにまでなってしましました。気管にチューブを入れ、人工呼吸をし、脈拍を調べる機械を付け、心拍を増やす薬の注射をし…、この子には何としても元気になってほしいとの強い思い入れもあり、咄嗟のことだったのでご家族の同意も得ず勝手に進めてしましました。死なせたくない!という思いで必死でした。しかし残念ながら、その後回復することはありませんでした。
ご家族の同意のもと、心臓マッサージをやめ、人工呼吸を止めました。
今、つくづく反省しています。はたして、ご家族は緊急処置を希望されていたのだろうか…と。ただ、急激な変化の中、生と死の狭間の1分1秒を争うその場で、その状況がまだ十分に呑み込めきれていないであろうご家族にどのような治療を望まれているのか、その判断を委ねるべきだったのか。
どうすることが良かったのか今でもわかりません。ただ、助けられる見込みのある子にその時々に必要とされる治療を全力で施していく、そして、その治療をご家族の方に納得して頂けるよう努力していく、それがFちゃんとのご縁で勉強させていただいた、未熟者の私の課題です。